Twitter世代の考え方

まとめ

Westward Whale

  • コンピュータ・システムはどちらかと言うといい加減なものだ。必ず間違えるものだと思ってバックアップを考える。
  • 仕事でも勉強でも、集中と30秒の隙間時間の積み重ねを組み合わせることでむだ時間を減らし効率化できる。
  • 利便性とプライバシは二律背反になる。自己責任で利便性をとることで幸せになれる。

東急ハンズにおける企業ツイッターの考え方

研究会の中で、東急ハンズ - ここは、ヒント・マーケット。の中のである、長谷川秀樹さんの言葉を聞いて目を覚まさせられた感じがした。

クロダマサノブ ex.下北さん on Twitter: "ツイッターのアイコン登録時の「いい写真ですね」には感動しました。キャパオーバーの時のクジラもすてき。「コンピューターは完全ではないし、正確でない」ことを人類に知らしめた存在。ものすごく率直だ #twitterconf"

業務システムであれば絶対にありえないTwitterの写真登録における、「いい写真ですね。」とメッセージを出す。キャパシティオーバーの時には謝罪の言葉すらなく「くじら」の「絵」を出す。

「コンピュータは完全ではないし正確でもないということを人類に知らせている。」というメッセージは今の自分の気持ちを代弁してもらった感じである。

とある場所で知り合いが困っていた。「高いサーバなんだから壊れないんでしょ?って情報システムの人が言うんだよ。」と。他の例で言えば、「Twitterに集中して仕事をしないのはおかしい。他の方法で仕事をしたほうが早い」と言う。Twitterを始めた人の多くが「何をつぶやい折田 明子たらいいのか分からない」と言う。

こういうことを言う人と、Twitter研究会に来ている人の多くには、認識にギャップがある。

意図せず漏れ出す個人情報(意図する情報・無意識の情報)

こちらは、慶應義塾大学の折田明子さんの発表である。ポイントは、匿名(実際は仮名)であると思ってネットを使っていても、実際は同一性を暴かれて本人の特定に及ぶことが有り得るということ。

実は他の発表では、ツィート(つぶやき)をクロールすることで、人を地震計にみたてて震源を測定したり、ツィートについているキーワードに基づいてテレビ局毎に分類したりすることで、マス・マーケティングに利用できそうだという発表があった。

地震、テレビ局を中心にまとめれば、マス・マーケティングであるが、IDを中心に分析すればプライバシが染み出してしまうのだ。