検索の次はキュレーションの時代
ネットでは一次情報よりも、大量のストックされた情報に基づく評判情報を持つ「人」にキュレーションされた情報のほうが信ぴょう性が高くなる。これがキュレーションの本質である。
■タイトル
なぜ、今、キュレーションなのか?
〜ソーシャルメディア時代におけるキュレーションの可能性〜
■日時
2010年11月17日(水)
セミナー 19:30-21:30(19:00受付開始)
懇親会 21:30-22:30
■内容
・講演1.「キュレーションの可能性」
ジャーナリスト 佐々木 俊尚 氏
・講演2.「1億総キュレーター時代に向けたNAVERまとめの取り組み」
ネイバージャパン サービス企画室 室長 島村武志
・パネルディスカッション「なぜ、今、キュレーションなの?」
パネラー:ジャーナリスト 佐々木 俊尚 氏
ブロガー・ライター いしたに まさき 氏(みたいもん!)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役 徳力 基彦 氏
ネイバージャパン サービス企画室 室長 島村武志
ファシリテーター:TechCrunch Japan 編集長 西田 隆一氏
・質疑応答
・懇親会(終了後、同じ場所で開催します)
今回のテーマは「キュレーション」である。自分なりにまとめると、
- ネットの低廉化などにより情報爆発が起こった。
- 人力ディレクトリ、検索エンジンなどと利用者が情報にアクセスするための方法は進化し続けていた。
- その中で生まれたのが「キュレーション」と呼ばれる概念である。昨年ぐらいから話題になりはじめた。
- 「キュレーション」の定義は明確には決まっていない。溢れた情報を整理整頓することが広義の意味である。人力と機械式の両方が含まれる。
- その中で人力のものは、キュレータの世界観、価値観や物の見方(視座)に基づき情報を整理整頓することである。
- ネット上の一次情報の真偽反対は難しい。一方、キュレータの評判は可視化されている。それはそれまでの発現などがネットにストックされすぐに検索して呼び出すことが可能だからだ。
- インターネットは情報の伝達と人をつなぐという2つの機能があるがキュレーションはその2つをうまく活用する。
ということのようだ。
また、アジャイルメディア・ネットワークの徳力氏からは「キュレーションはよく分からない」という発現があった。それは、「キュレーション」の潜在能力があることを予見し、それを活用する方法にリーチしていないという考えに基づくことによるものだったと思う。
また、佐々木氏からはfoursquareについての言及があった。検索エンジンの次はライフログという潮流があったが「プライバシの不安」という問題によりなかなか表面化しなかった。Google Latitudeでは意図しない場所の公開により問題にもなった。
一方foursquareでは「チェックイン」を導入した。これは位置情報に関する「オプトイン」である。すなわち、利用者が自由に公開するもの指定できるというやり方である。また、この考え方を拡張して、モノやサービスなどに広げている例が出てきている。また、Twitterは人にチェックインするものであるというモノの見方ができるとも言える。
c.f.
Togetter - 「NAVERが「ソーシャルメディア時代におけるキュレーションの可能性」セミナーを開催し、自社コンテンツのテコ入れをはかる」