未来の雑誌の編集者は誰だ

(AD1) Analog VS Digital

http://prnews.jp/view/204/

「モバイルWEBにて主婦581人を対象に、国内の3大モバイルSNSの登録率について調査したところ、mixiが54.0%と最も多く、次いでGREEが53.4%、モバゲーが51.6%といずれも過半数を超える結果となった。」とのこと。ケータイでの調査だから登録率が高いのは当たり前としても多いと感じる。

さて、本題に戻ると未来の雑誌すなわち電子機器で読む雑誌の編集者の話をしよう。

結論から先に言えば編集者は、

  1. あなたとそれ以外の利用者の利用動向とレコメンデーションエンジン
  2. キュレーター

の大きく分けると2つである。

ITライフハック

まずは前者を考えると優れたユーザインタフェースの登場がポイントになっている。あなたが色々な記事を見れば見るほど、他の利用者が記事を見れば見るほどクラウド上に履歴が残る。この情報を活用しておすすめ(レコメンド)の精度が上がる。そしてその結果を綺麗に並べること利用者の興味をそそる。

美しいだけではないフィードリーダー:「Feedly」 | ライフハッカー[日本版]

Feedlyなどはこの先駆だったと言えるだろう。私も使っている。

「ジャーナリズムの未来」リアルタイム・キュレーションとはtogetterのことだった【湯川】 | TechWave(テックウェーブ)

もうひとつはキュレーションである。情報爆発というのがインターネットの特徴であるがそのために起こったことは領域の細分化である。そして、大勢に同じような情報が瞬時で行き届くことから、一気に世論が偏る傾向が強まった印象がある。政治などの報道での偏りはその現れだろう。

この場合必要になるのは、キュレータである。複数の情報の関連性から全体を俯瞰して要約すること、また、一つの情報についての隠れて見えにくくなっている歴史的な位置づけと未来への展望について明らかにするなど、知見に基づいき解説することだ。

博物館における展示品の一つ一つは専門家でない我々にはよくわからないが、並べる順番と展示品についている解説を読むだけで空間的・時間的な広がりが生まれある展示会自体のあるテーマを浮かび上がらせる。

しかし、その解釈は個人に委ねられるべきである。その部分は明け渡すべきではない。

セマンティック・ウェブ - Wikipedia

セマンティックWebとはこのキュレーションを自動化するツールであるのかもしれない。名前は聞くがまだ世に明確に現れているとは言えない。今後に期待の分野である。