次世代ネットワークに必要なこと
次世代ネットワークに必要なのは次の3つのキーワードだ。
- ゼロコンフィグ
- セキュリティ
- モビリティ・プライバシ
ゼロコンフィグ
ここ30年弱のコンピュータの発展を考えると「ネットワーク」はあくまでもおまけであった。そのため、ネットワークに接続すること=特別なこという構図は全く変わっていない。
クラウドが当たり前になるとネットワークに接続されていないデバイスというものが無くなる。ネットワーキングはコンピューティングの一部になる。
そこで見直されるのはネットワーク接続に関する設定が不要になるということだろう。
ある通信回線の契約をするとその回線を共有する端末を登録するだけでどの端末からでもアクセスできるようになる。そういう仕組を持ったOSが必要である。
セキュリティ
そこで大切になるのはセキュリティである。今のネットワーキングの基本はLANである。クラウド時代にはLANとい単位での利用は限定的になるだろう。
ホームネットワークというLANを推進しようという話が出ているがクラウドというトレンドを考えると大容量のデータのバックアップ以外の用途は無くなるだろう。
モビリティ・プライバシ
IPv6アドレスにはMACアドレスがつく。MACアドレスにはベンダコードが含まれるため、コンピュータメーカがどこであるかが分かってしまう。数人でWifiをたまたま共有するという使い方をしたとたんに誰がそのアドレスを使っているのかがバレてしまう。
クラウド時代ではどこにいっても端末がネットワークに繋がる必要がある。しかしながら、3G回線はどこでもつながるが帯域が比較的狭いとかWiMAXは帯域は十分であることが多いが接続できない場所が多い。
どこでもそこそこの通信が担保できるサービスが生き残る。もしくは複数の媒体を自由に行き来できるようなものが好まれるだろう。プライバシを守られるためには、どこでもキャリアサービスを使うようにし、野良Wifiなどの利用をしなくても良いようにすることが必要だろう。